無職の税金 国民健康保険税編

マネー戦略

国民健康保険とは

 日本では、全ての国民が必ず何らかの公的な医療保険に加入することになっています(国民皆保険制度)

 普通のサラリーマンは社会保険に入っていますが、辞めて無職になったりフリーランスになったりした人は都道府県・市町村が運営している医療保険に入ることになります。

 これが「国民健康保険」通称「国保」です!

 国保は住民税や年金と違い、加入者は必ず保険料(税金)を納めなくてはいけません。たとえ無収入だったとしてもです。これが無職がいつも「国保バカ高い」と嘆いている理由なのでしょう。

 

納税通知書が届く

 無職一年生の頃、役場に行って「会社辞めましたー」と言えば国保に入れてもらえます。すると以降は、だいたい7月中旬に納税通知書という書類で保険料の金額が通達されます。

 私の所にも届きました。まあ前年2万円くらいだったので、そんなもんだろうと思っていましたが開けてビックリです。

 なんと今年の保険料が「6万6000円」とあるではないですか。

 一年で6万6000円なので働いている人から見れば全然安いですが、こっちは無収入おじさんです。前年2万円が6万6000円の値上がりはかなりのダメージです。

 

市役所へ相談へ

 早速、市役所になんで値上がりしたのか聞きに行きました。電話でも聞けたかもしれませんが、幸い私の家から市役所までは近いので散歩がてら直接訪問です。

原因は私だった

 市役所の「国保年金課」に行って聞いてみたところ、国保について詳しく教えてもらえました。

 結論的には私が前年の所得を申告していなかったのが悪かったです。

所得に応じて減額システムがある

 国保は、前年の所得を基準に保険料が決められます。無職一年目が一番つらいとされる所以ですね。

 前年の所得が0円だった場合、7割減という強力な減額をしてもらえます。

 前年の私はこの7割減額バリアーにより約2万円という格安保険料だったわけです。しかし、先日の記事でも書いた通り今年は確定申告も住民税の申告もしていなかったため、この7割減が外れていました。

 住民税だけでなく、国保にも影響するんですね。前年所得の申告大事!

特別な理由がある人は減免してもらえる

 前年が低所得でなくても、災害や特別な事情があり貯金などを使っても納付が難しい場合は「申請減免制度」というシステムがあり減免を受けられる場合があるそうです。

 減免の基準は各自治体によって違うらしいので、無職一年目などで払うのが難しい人は住んでいる町の役場に相談に行ってみるとよいでしょう。

減額はしてもらえた

 ご相談させてもらったところ、先日申告した無収入が確認できたので今年も7割減してくれるみたいです。

 私は口座から一括で引き落とす設定にしていたので、一度払った後に減税分を戻すという事で対応してくれるそうです。ありがたや~。(分割の人は次の月から支払額が減るみたいです)

 

税金でわからないことは聞いてみよう

 「国保が2万円から6万6000円で大慌て事件」でしたが、役場に行けば説明してくれるし対応もしてくれました。

 私の申告ミスだったので、「もう納税額は確定しました。払ってください」って言われても仕方ないな~と一瞬覚悟しましたが、お役所も話が分かるじゃないですか。

 今回の一件から得た教訓としては「税金の取り立ては意外と優しい」「役場は知らないことは聞けばけっこう丁寧に教えてくれる」でした。特に税金の勉強なんてしてきていない人がほとんどなので、疑問に思ったことは聞きに行ってみましょう。無駄な税金を払わなくて済むかもです。

 

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