2023年9月1日受付開始するKDDIの新プラン「auマネ活プラン」。通信プランに金融の特典が付いた国内初のプランということで大注目。
通信料金の支払い、日々の買い物、投資などで得をしたい人におすすめ!と謳っています。少しでも得をして経済的アドバンテージを得たい無職系にとって興味津々。
「実際どのくらい得なのか?」、「今の携帯プランから乗り換えたほうがいいのか?」を無職系の視点から分析してみます。
ちょっと面倒なので以下の金額は全部税抜きで考えてください。
無職系の現在のプラン
携帯代 1,980円+通話代 (Docomo「ギガライト」。ほぼ毎月1G以内)
光回線 5,720円 (ドコモ光 戸建てタイプ)
合計で月々7,700円かかっている。
格安SIMならもっと節約できるかもしれないが、NTT品質で1,980円ならいいかと思って妥協。田舎は通信品質と安定性大事。
他にdカードゴールド入っている(会費年額11,000円)
auマネ活プランの内容
以下は「auマネ活プラン」を最大限使うため、ゴールドカード加入、銀行、証券会社など「au経済圏」への移動を前提で考えます。
通信プラン
月額6,580円で、容量無制限。ただしデザリングは30Gまでなので自宅回線は他に必要。
いろいろ割引を適用させると、月額4,780円まで下げられる。
割引適用にはau光に加入しないといけない。(月額6,160円)
無職系の考察
基本料金が高い。 無職は家からあまり出ないので、自宅wifiがあればギガ使わないので容量無制限は宝の持ち腐れ。(もちろん今後5G普及とかで通信量増えれば別の話)
割引を適用させるために光回線をNTTからauに移動するの面倒くさい。しかもauのほうが月額が高い。
auマネ活プランだと光回線と合わせて月額10,940円。今が7,700円だから、月に3,240円支払いが増えることになる。
私の場合、月に3,240円以上の得があればプラン乗り換えもありだけど、どうかな?
特典1 ゴールドカードで携帯料金の20%還元(一年限定)
「au PAY ゴールドカード」で携帯料金を支払うことで、一年間20%のポイント還元を受けることができる。二年目からは従来の10%に。
「au PAY ゴールドカード」の年会費は年額11,000円。
無職系の考察
一年限定じゃあまり意味ないような気がする。資産形成(マネ活)は長年かけてやるものだし。
二年目からは現状のドコモのサービスと変わらない。
ゴールドカードの会費はauもドコモも変わらない。
この特典では現状のプランに比べて優位はなさそう。
特典2 キャッシュレス決済特典
「au PAY」を使った時に還元率0.5%上乗せ。200円ごとに1p。
月間上限あり。150pまでなので、月に3万円使った場合に最大の恩恵を受けられる。
無職系の考察
無職系はコード決済をこんなに使わないから恩恵薄い。
月に3万円使ったとしても最大恩恵で150円なら無視できるレベルでは?
特典3 クレジットカード特典
au PAY ゴールドカード決済で還元0.5%上乗せ。200円ごとに1p。
月間上限あり。こっちは250pまでなので、月に5万円使った場合に最大恩恵。
無職系の考察
こっちもこんなに使わないから恩恵薄い。無職系はそもそも支出が少ない。
5万も使わないけど、使ったとして最大恩恵で月250円なら無視レベル。
特典4 金利優遇特典
auじぶん銀行の金利が年0.1%上乗せ。
毎月判定されて、上乗せ金利分の利息が1か月分入金される。
適用上限額あり。1千万円まで。
無職系の考察
そもそも貯金の利子なんて無いようなもの。無視できるレベル。
1千万円なんてないけど、もしも上限まで使ったとして月834円の恩恵。でも、1千万円もあったら預金なんてしないで運用するよなー。1億とか持ってたら1千万くらい預金するのかもだけど。
特典5 投資信託特典
auカブコム証券で、NISA口座+auゴールドカードでクレカ積み立てすると還元率が2%上乗せされる。(そのうち1.5%は一年限定)
auマネ活プランクレカ積立特典は、毎月の投資信託の積立金額5万円までが上限。
無職系の考察
2%は大きいと思うけど、一年限定ではお話にならない。積み立て投資なんて15年とかで考えるものなので。
来年からの新NISAは月10万円できるので、月5万積み立て出来る人もいるんだろうな。もしも月5万円積み立てた場合、月々1500円の恩恵。これは大きい。けど、二年目からは月々750円。
月750円のためにNISA口座の移動はめんどくさい。しかもau株コム証券の実力がわからない。SBIや楽天より使えるとも思えないし・・・。
総合的な結論
「auマネ活プラン」の特典をフルに使ったとして、恩恵は月に2,734円。しかし、二年目からは月に1,984円となります。
今のプランから乗り換えた場合の損益分岐点を余裕で下回っているので、私は乗り換える必要がなさそうです。
実際に恩恵を受けられる範囲は、人それぞれ、時と場合によると思いますが無職系としてはほとんどの特典で半分もお得に使えないと思います。
auの公式サイトで「auマネ活プラン加入シミュレーション」があるので個々に調べるのがいいと思いますが、このプランはガンガン稼いでガンガン使う人向けのプランだなーと思いました。
どちらにせよすぐに乗り換えるのではなく、これを受けて他社がどう動いてくるのか見てから考えてもいいと思います。資産形成は長期勝負なのでじっくり判断しましょう。
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